いつもこたえはシンプル

感じたことや考えたことをどんどん書いていきます。

居場所を守る強さ

清掃で限界に挑む

少し前に録画したプロフェッショナル仕事の流儀を鑑賞。

今回のプロフェッショナルは羽田空港を守る清掃員の新津春子さん。

技術日本一の称号を持つビル清掃のプロ。

清掃という仕事でどこまでできるのか。

限界に挑み続けている。

父親が中国残留孤児でいじめに遭っていたという新津さん。

当時貧しい生活を強いられていた彼女。

自分を認めてもらうにはどういう仕事があるか。

清掃しかない。

清掃は社会的地位が低い。

さらに仕事場でも存在を認められなかった。

居場所がなかった。

そんな時に出会った上司の鈴木優さんが新津さんの運命を変えた。

清掃の業界のエキスパートから熱血指導を受ける。

いつしか

自分にはこの仕事しかない。

ならば、清掃を極めてみよう。

そう思うようになったと言う。

どんなにがんばっても鈴木さんは新津さんの仕事ぶりをほめる事はなかった。

それから3年後。

清掃の技能選手権に出場し新津さんは見事日本一に輝く。

鈴木さんから返ってきたのは意外な言葉だった。

優勝するのは分かってましたよ。

はじめて自分の存在を認められてうれしかった。

その時のことを思い出して涙ぐむ新津さん。

 

居場所は覚悟で作られる

清掃こそ私の「居場所」

と笑顔で言い切る新津さん。

彼女を見ていて思いました。

居場所というものは逃げていては見つからない。

苦しくても「ここでがんばるんだ!」って覚悟を決めたらそこが居場所になる。

自分の居場所で人を幸せにするって決めたらいつか報われる日が来る。

その覚悟は本当に強い気持ち。

だから新津さんを見ているとすがすがしい。

とてもかっこよかったです。